どうも、まっつーです。
今回は福岡で開催された大型非公認大会 ドラグーンカップ3on3で使用した【氷姫】デッキの解説をしていきます。
大会はチーム戦で行われましたがパーツの取り合いをしたわけではないので、個人戦でもそのまま運用できる構築となっています。
制限改定で <魔導氷姫アガーフィア> が1枚に制限されてしまいましたが【氷姫】デッキはどうなったんでしょうか。
結論を先に書きますとアガーフィアがブリザードテンペストに変わっただけです。
本文でそこに至る過程などを書いてます。
- この記事の構成
- ・デッキレシピ
・アガーフィアの役割のおさらい
・制限後のデッキ構成
・環境
・考えていた代替案
・最後に
このような構成で書いてますので最後まで読んでいただけると幸いです。
それではいってみましょう!
制限後も氷姫は強かった!
デッキレシピ
- 3枚 パイオニア シルバーオール
- 1枚 零華の姫君ミロスラーヴァ/氷翼零装ミロスラーヴァ
- 1枚 魔石の守護者レナータ
- 3枚 氷の家令ライサ/アイスパレス
- 3枚 時空龍クロノ・ドラゴン/時空龍皇クロノバース・ドラグーン
- 3枚 小氷姫クラーラ
- 2枚 氷神姫フリージアム
- 3枚 氷刃姫プリヘーリア/大氷斧の姫君プリヘーリア
- 2枚 氷神姫フリージアム
- 3枚 氷奏の乙女エリザヴェータ
- 1枚 魔導氷姫アガーフィア
- 2枚 翼神機グラン・ウォーデンREVIVAL
- 2枚 五英雄 氷槍の聖女グラフィーラ
- 3枚 導きの少女ヴィーナ
- 3枚 白の世界/白き機神
- 2枚 氷姫の創界石
- 3枚 千年雪の裂け目/尖塔大亀サウザンタイマイ
- 3枚 白晶防壁REVIVAL
- 2枚 ブリザードテンペスト
元々のアガーフィアの役割
<魔導氷姫アガーフィア>はバースト効果で発動ターン氷姫が無敵になります。
そしてデッキを3枚オープンし氷姫を1コスト支払って召喚し、このカードを召喚します。
耐性持ちブロッカーを最大2体増やせるため防御としては申し分ないですが、主に別の使われ方をしていました。
それがテキスト上部にある
「セットしているこのカードは系統:「氷姫」を持つコスト6以上の自分のスピリットがアタックしたとき、バースト条件を無視して発動できる。」
の部分です。
このテキストのおかげで氷姫は無敵状態かつ爆発的に打点を増やしながら全力で相手のライフをもぎ取ることができました。
攻防一体のカードとして【氷姫】デッキに必須の存在となっていたのですが7月31日に制限カードに指定されデッキに1枚しか入れられなり、今までのような戦い方をするにはかなり厳しくなりました。
制限後のデッキ構成
ブリザードテンペスト
転醒編4章に収録された<ブリザードテンペスト>。
系統:「起幻」/「氷姫」を持つ防御マジックです。
フラッシュ効果でスピリット/アルティメットをデッキの下に戻し、トラッシュに「氷姫」が4枚以上あると自分のライフが1しか減らなくなります。
アガーフィア制限により2枚の枠を埋めるため採用されました。
ライフが1しか減らない効果は序盤では腐りやすいですが氷姫デッキはトラッシュにカードを落としやすいので中盤以降であれば使えます。
防御マジックが増えたことにより<白晶防壁>を攻撃に回しやすくなったのと、<白晶防壁>が手札に無くて攻めあぐねるということも少なくなりました。
デッキの下に戻す効果は強力で昨今の「スピリット/ネクサスの効果を受けない」のようなカテゴリー耐性に対して強いので除去できなかった相手を除去できるようになりました。
それと氷姫を使う人が減ったのかこのカードはあまり認知されていないので、読まれる可能性が低いです。
ただしアガーフィアに変わる防御札として採用している人もいるため少しずつ認知され始めています。
- <ブリザードテンペスト>
- ・マジックによる除去&ライフフィルター
・<白晶防壁>を攻撃に回せるように
・<白晶防壁>が無くても攻めることが可能
・認知度は低めだが徐々に上がりつつある
氷奏の乙女エリザヴェータ
転醒編4章に収録された<氷奏の乙女エリザヴェータ>。
4月の店舗決勝の時は採用していませんでした。
コスト6以上を多めに採用して<魔導氷姫アガーフィア> のバースト条件を満たす方が安定すると考えていたからです。
しかし<魔導氷姫アガーフィア>制限になったことで無理にコスト6のスピリットを採用する必要がなくなりました。
そのため<氷奏の乙女エリザヴェータ>を無理なく3枚詰めることができます。
<氷奏の乙女エリザヴェータ>は召喚時にネクサス1つか「起幻」を持たない創界神ネクサス1つをデッキの下に戻し、カウント2以上ならネクサスの効果が発揮しません。
カウントが1以下でもこのスピリット自身スピリット/ネクサスの効果を受けないためフィールドを離れるときに転醒する世界系ネクサスなどの効果も受けないので強気に出していけるカードです。
Lv2・Lv3では自分のアタックステップに氷姫を回復し、相手のスピリット1体を手札に戻します。
打点・除去・白の転醒条件を満たせる強力な効果です。
コストの支払いが必要ないのも高いポイント。
プレイングの1つにはなるのですが、召喚時効果(カウント1以下)とフラッシュ効果により<氷奏の乙女エリザヴェータ>1体で相手のカウントを増やす選択肢を押し付けることができます。
例:召喚時効果で世界系ネクサスをデッキの下へ→転醒(カウント+1)→フラッシュ効果で手札へ→根幻回帰で配置
このプレイングは相手のカウントを(不本意ながら)増やすので転醒条件カウント3以下の転醒カードを死に札にするので状況によってはかなり有利に働きます。
「カウント2じゃないから」と機を待つのではなく積極的に使っていくのがオススメです。
- <氷奏の乙女エリザヴェータ>
- ・コスト6を多めに採用する必要が無くなったため気軽に採用できるようになった
・耐性持ちなので単体で攻めることができる
・状況によっては相手のカウントを増やす選択肢を押し付けることができる
制限改定で何が変わったの?
<魔導氷姫アガーフィア>の制限で弱体化したと思わている【氷姫】ですが実際はどうなのでしょうか。
無敵化と展開力がしにくくなったため、<ブリザードテンペスト>で防御を補完したり<氷奏の乙女エリザヴェータ>などで細かいケアをしながら攻めることを要求されました。
ただし制限=弱体化とはなっていません。
同時に制限に指定され弱体化したアーキタイプ、通称【アルパラ】は<アルケーガンダム>と
<インペリアルドラモン パラディンモード>を主軸に置いたグッドスタッフデッキです。
どちらも制限カードに指定されてしまい弱体化を余儀なくされてしまいました。
それにより頭角を現したのが【00】です。
【00】は複数のガンダムマイスターのドローで必要札を引き込み<トランザムライザー>の5点でワンショットを決めるデッキです。
環境トップの【アルパラ】弱体化に伴い【00】が事実上環境トップになりました。
【00】は他のデッキのように「オープンして対象カードを手札に加える」サーチ効果ではなくガンダムマイスターのドローによる手札入れ替えにより必要パーツを揃えていきます。
「オープンして対象カードを手札に加える」系は安定感を高めるために対象ではないカードを入れにくいです。しかし【00】はドローなので環境に合わせて色んなカードが積めることが強みです。
<無幻魔人ジャグラス ジャグラー[ウルトラ怪獣2020]>で相手の手札増加に対応したり
バーストを多用する【覇王】に対して<超星使徒スピッツァードラゴン>を積んだりと環境に合わせて対応するカードを採用することができます。
特に<超星使徒スピッツァードラゴン>は今の環境ではテンプレと言っていいほどの高い採用率を占めています。
ドラグーンカップ3on3参加チーム 21チーム中11チームが【00】デッキを採用。
【00】デッキが多いとなると<超星使徒スピッツァードラゴン>の採用も必然的に高くなるわけで、そうなると死に札になる可能性がある<魔導氷姫アガーフィア>を積むより初動や防御札を入れた方が強いです。
分母が多い【00】に<超星使徒スピッツァードラゴン>が積まれている今の環境だから<魔導氷姫アガーフィア>が制限になっても実はそんな痛くなかったりします。
また環境が動くと分かりませんが現状はそんなところです。
- 現状の環境
- ・制限改定で【00】の使用率がトップ
・【00】には<超星使徒スピッツァードラゴン>が積まれている
・<魔導氷姫アガーフィア>制限でも実は痛くない環境
代替案
実は元々のレシピは<翼神機グラン・ウォーデンREVIVAL>ではなく<時空龍クロノ・ドラゴン/時空龍皇クロノバース・ドラグーン>でした。
マジック打ち消しによる詰めより安定して攻めることができるようにしています。
一時期流行った6色メタも【霊獣・樹魔】ぐらいに積まれているぐらいなので少し前より活躍できるようになり、攻め手がない時に雑に投げれてフィニッシャーにもなれるカードです。
ただ練度の問題で筆者自身があまり上手く使うことができなかったので<翼神機グラン・ウォーデンREVIVAL>に戻しました。
調整期間が長ければ採用して大会に参加していたのかもしれませんが、案としては良かったと思っています。
今回の大会では<翼神機グラン・ウォーデンREVIVAL>があまり手札に来なかったので直接勝敗に影響することはありませんでした。
- 【氷姫】における<時空龍クロノ・ドラゴン/時空龍皇クロノバース・ドラグーン>
- ・単体で機能して雑に投げれる
・フィニッシャーになり得る
・他でアタックしたい状況があるのもしばしば
・代替案の1つ
最後に
ドラグーンカップ3on3で使用した【氷姫】デッキの解説でしたがいかがだったでしょうか。
リストだけだと「アガーフィアをブリザードテンペストにしただけね、はいはい」と思われるかもしれませんが色々と試行錯誤した結果のデッキレシピなので、考え方などが参考になれば幸いです。
それでは今回はこの辺で。
ありがとうございました。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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