どうも、まっつーです。
先日衝撃的な次期禁止カード、制限カードが発表されました。
新禁止(デッキに1枚も入れられない)
- 赤魔神(無制限→禁止)
- 紫魔神(無制限→禁止)
- 緑魔神(無制限→禁止)
- 白魔神(無制限→禁止)
- 黄魔神(無制限→禁止)
- 青魔神(無制限→禁止)
- 吸血伯爵エル・サルバトール(制限<1>→禁止)
- 三災獣・海災ディザイアタン(無制限→禁止)
- 滅神星龍ダークヴルム・ノヴァ(無制限→禁止)
新制限カード<1>(デッキに1枚だけ入れられる)
- 道化神メルト(無制限→制限<1>)
- 龍皇海賊団 副船長アオザック(無制限→制限<1>)
- 天空の光剣クラウン・ソーラー(無制限→制限<1>)
- 赤の世界 / 赤き神龍皇(無制限→制限<1>)
- エンシェントドラゴン・フェブラーニ(無制限→制限<1>)
- 天空の光剣クラウン・ソーラーX / 天空の光剣クラウン・ソーラーX -転醒化身-(無制限→制限<1>)
- 蠱惑姫ミズア(無制限→制限<1>)
- アントラーウミウシ(無制限→制限<1>)
- 時空龍クロノ・ドラゴン / 時空龍皇クロノバース・ドラグーン(無制限→制限<1>)
- インビジブルクローク(禁止→制限<1>)
無制限カード
- バルカン・アームズ(制限<1>→無制限)
- 闇騎士アグラヴェイン(制限<1>→無制限)
公式サイトはこちら→禁止・制限カード
2023年5月1日から適用されます。
それぞれの所感と今後のバトスピについて書きましたので良かったら見ていってください。
- この記事こんな方におすすめ
- ・新制限のリストが知りたい方
・所感に触れてみたい方
新禁止カード
各種色魔神
神皇編出てきた通称:色魔神はすべて禁止に。
高コストの準備と踏み倒し手段、打点確保の容易さがゲームの高速化につながるため禁止になりました。
新シリーズはブレイヴを推しているため新しいブレイヴを使わせるのにも色魔神の存在はネックだったのでしょう。
個人的には禁止になって一番キツイのは<黄魔神>じゃないかと思っています。
打点確保とマジックの回収は黄色には珍しいシンプルで強い効果でした。
他はまぁしょうがないかなと思っています。
ただ少し前に再録したのにすぐに禁止はあまり良くないと思っています。
吸血伯爵エル・サルバトール
制限カード<1>に指定されて1年、ようやく禁止カードに。
カウントをバンバン増やしていくゲームに切り替えた時点で禁止にするべきだったと思う1枚。
能動的にバーストを発動しコアを使えなくしてそのまま煌臨→ゲームエンドまで持ち込めるため禁止に。
制限カード故に引かれていたときの虚無感は凄まじく、青の手札入れ替えで無理矢理持って来れるため青いデッキがかなり優位でした。
5月からこのカードを見なくなるので平和が訪れる…かもしれない。
三災獣・海災ディザイアタン
前回の制限されるのではと噂されてものの免れた<三災獣・海災ディザイアタン>。
コストを簡単に下げることができ、1枚だけでフィニッシャーになるため制限<1>では意味がないということで一発禁止に。
むしろ前回で何も規制されなかったのが不思議なくらい環境の見極めが遅いのではと思っています。
滅神星龍ダークヴルム・ノヴァ
ブレイヴキラーの<滅神星龍ダークヴルム・ノヴァ>が新シリーズでブレイヴを推しているため禁止に。
REVIVALはコスト変動で召喚が容易かつ、無色化で装甲:紫を持っていてもブレイヴできない効果と強力なものになっています。
正直なところ「ブレイヴを使用したデッキが楽しめなくなるから禁止」するのであればスタン落ちなんかの棲み分けが必要なのではと思いました。
新制限カード<1>
道化神メルト
ブレイヴが出たときに召喚できる<道化神メルト>。
ブレイヴを破壊しながら手札補充をこなしてくれるカードでしたがメタ性能の故制限<1>に。
召喚時にドローも付いているためウィニーデッキに採用されたりもしていましたがブレイヴのメタ性能が今後に影響を与えるため制限<1>に。
龍皇海賊団 副船長アオザック
<道化神メルト>と同様ブレイヴが召喚されたときに召喚できる<龍皇海賊団 副船長アオザック>。
こちらは系統:神銃をもたないブレイヴを召喚と条件が指定されていますが、現在系統:神銃をもたないブレイヴを召喚することがほとんどなのでそこまで気にすることないです。
煌臨編のときに系統:神銃を持つブレイヴ通称「ガンブレイヴ」を使わせるために雑なメタ刷っておいて邪魔になったら制限<1>にぶち込むやり方はどーなのと思います。
新シリーズのブレイヴ以外のブレイヴが召喚されたときに召喚して破壊するカードが出てこないことを祈ります。
天空の光剣クラウン・ソーラー
ソードブレイヴの<天空の光剣クラウン・ソーラー>。
REVIVALは煌臨で合体条件が満たしやすく、ダブルシンボルの回復効果で早期に4点削ることが可能なため制限<1>に。
アクセルもアンブロッカブル付与と強力なのとBP+7000はブレイヴのBP加算でもトップクラスです。
耐性を持ったスピリットを超えるにはBP勝負で勝つ必要がありますがこのBP+7000が地味に強く、それもあって白のブレイヴでは替えが効かない存在になっています。
白のブレイヴってどれも魅力的なのですが<天空の光剣クラウン・ソーラー>が強すぎて「それクラウン・ソーラーで良くね」って事案がよく発生します。
他のブレイヴを採用する際クラウン・ソーラーと差別化する理由を考えないといけないくらい強い
ブレイヴの選択肢が広がるという意味では今回の制限<1>は納得です。
赤の世界 / 赤き神龍皇
<赤の世界 / 赤き神龍皇>は世界系ネクサスとして登場から赤関連のキーカードとして活躍してきました。
攻めに特化した除去やバーン、シンボル追加がゲームの速度を上げているとして制限<1>に指定されました。
後述の<エンシェントドラゴン・フェブラーニ>と組み合わせるとより凶悪になったのも理由です。
エンシェントドラゴン・フェブラーニ
転醒編で登場した<エンシェントドラゴン・フェブラーニ>はカウント増加によって反応するバーストです。
赤シンボルがあれば2枚ドローできるため<相棒竜グロウ>1枚でカウントと赤シンボルの条件を満たすことができます。
そのためコラボ含め赤のデッキでの採用率はかなり高く安定性の向上に貢献していたのですが、ドローによる有効札の引き込みやすさでゲームの高速化につながっているため制限<1>に指定されました。
前述の<相棒竜グロウ>と<赤の世界 / 赤き神龍皇>を組み合わせるとそれだけゲームが終わってしまうこともあったのでしょうがないかなと思います。
天空の光剣クラウン・ソーラーX / 天空の光剣クラウン・ソーラーX -転醒化身-
<天空の光剣クラウン・ソーラー>が転醒カードとしてリメイクされた<天空の光剣クラウン・ソーラーX / 天空の光剣クラウン・ソーラーX -転醒化身->。
手札に加わる効果や裏返る効果はありますが実際は回復効果をメインに4枚目以降の<天空の光剣クラウン・ソーラー>として使われることが多く、こちらも規制しなければ意味がないということで制限<1>になりました。
蠱惑姫ミズア
<蠱惑姫ミズア>は【雲契約】のフィニッシュプランをサポートするためのカードでしたが早期にゲームが終わらせにくくするために制限<1>に。
ネクサス無効化したり<相棒鳥フェニル>の効果を発揮させたりとやりたい放題だったのでまぁ納得です。
アントラーウミウシ
<アントラーウミウシ>も【蒼契約】のフィニッシュプランを支えるカードのため制限<1>に。
ただしこれだけで【蒼契約】がパワーダウンしたかと言われると微妙なところです。
回復効果や4コスとは思えない設定間違えただろと思うBPと強いのですが煌臨で手札1枚減らしているので<アントラーウミウシ>1枚の構築もあるほどでした。
つまり【蒼契約】自体の弱体化が図れたのかは難しく、今後のメガデッキや新シリーズのカードプールの変化で相対的な弱体化を目指しているのではないかと思っています。
時空龍クロノ・ドラゴン / 時空龍皇クロノバース・ドラグーン
<時空龍クロノ・ドラゴン / 時空龍皇クロノバース・ドラグーン>はどのデッキに入れても活躍し、カウントが増やしやすくなった昨今、グッドスタッフ系のデッキに多く採用されていました。
しかしデッキの多様性を失わせるということで制限<1>に指定されました。
強力なカードでしたが転醒に慣れてもらうための全色軽減やドローとバーンはユーザーに使ってもらうために必要だったのかもしれません。
インビジブルクローク
今回謎に禁止から制限<1>に戻ってきた<インビジブルクローク>。
特に理由は記載されていません。
去年の<大天使ミアファール>のような話題づくりかとも思いましたが公式から何もアナウンスされないのでほんと謎です。
長く禁止カードだったので持っていない方も多いと思いますが6月発売のGREATEST RECORD 2023にリバイバル版が収録されるので急ぎでない方はそちらで入手しましょう。
無制限カード
バルカン・アームズ
<バルカン・アームズ>は3枚ドロー2枚破棄できるシンボル持ちブレイヴとして主に緑デッキの潤滑油として採用されていました。
その汎用性の高さから制限<1>に指定されましたが最近の3枚ドロー2枚破棄互換のカードも強力なものが増えて相対的に緩和しても良くなったのかもしれません。
闇騎士アグラヴェイン
<闇騎士アグラヴェイン>は不死で召喚されるとトラッシュのコスト7以上をノーコストで召喚できるため制限<1>にしてされていました。
記憶ではよく<鉄の覇王サイゴード・ゴレム>が召喚されていたのを覚えています。
今の環境だと不死自体がマイナーな効果ではありますね。
筆者は不死で軽減シンボルのルールとか覚えたので使ってみていかがでしょうか。
まとめ
今回の規制は大きく2つに分けられます。
(まぁだいたいいつもそうなんですが)
- 現環境で暴れているカード
- 新シリーズで悪影響を及ぼすカード
上記2つに分けられます。
それぞれについて解説していきます。
現環境で暴れているカードの規制
現環境で影響が大きいカードとして
- 各種色魔神
- 吸血伯爵エル・サルバトール
- 三災獣・海災ディザイアタン
- 赤の世界 / 赤き神龍皇
- エンシェントドラゴン・フェブラーニ
- 蠱惑姫ミズア
- アントラーウミウシ
- 時空龍クロノ・ドラゴン / 時空龍皇クロノバース・ドラグーン
辺りが現環境で規制が必要と判断されたカード達です。
ゲームの高速化やフィニッシュプランを強力にサポートするカード、デッキの多様性を失わせるカードがメインです。
これらのカードについてはもう少し早く対応できたのではないかなと思っています。
去年もそうですが、契約編になる際に
- 醒龍皇リバーサルドラゴン
- 醒海皇ヴァルシャルク
上記2種が制限になっていますが3ヶ月後には禁止カードになっています。
転醒編~真・転醒編のリソースの手段としていつ転醒させるか=いつカウントを増やすか(リソースを吐くか)のゲームから
カウントをガシガシ増やすことで様々な効果が発揮するゲームに切り替えたことで評価が変わったカードが多いです。
その弊害として<蛇皇龍ガルメジャード>などの強力になってしまったカードが禁止になりましたが<醒龍皇リバーサルドラゴン>、<醒海皇ヴァルシャルク>は制限<1>で様子見、3ヶ月後には禁止と少し見通しが甘いのではと思ってしまいます。
<時空龍クロノ・ドラゴン / 時空龍皇クロノバース・ドラグーン>が強くなることぐらい契約編に入る前にみんな分かっていたことですし<三災獣・海災ディザイアタン>に関しては再録しておきながら禁止にする始末です。
正直公式に不信感を持ってしまう人が増えてもしょうがないです。
新シリーズで悪影響を及ぼすカードの規制
もう一つの規制が新シリーズで影響が懸念されるカードの規制です。
今回だと
- 滅神星龍ダークヴルム・ノヴァ
- 道化神メルト
- 龍皇海賊団 副船長アオザック
この3種です。
<道化神メルト>や<龍皇海賊団 副船長アオザック>はブレイヴが召喚されると誘発でブレイヴを破壊します。
<滅神星龍ダークヴルム・ノヴァ>のリバイバル版はブレイヴがあるとコストが下がって簡単に召喚することができ、相手はブレイヴできなくするため簡単にメタることができます。
これらはいずれも煌臨編のカードです。
<道化神メルト>は時期的に<超・風魔神>など神皇編の強力な異魔神ブレイヴのメタとして登場。
<龍皇海賊団 副船長アオザック>は系統:神銃をもたないブレイヴを破壊=推している系統:神銃をもつブレイヴを使わせるためです。
推しているシリーズを使わせるために過去弾をメタる行為は昔から行われてきました。
スタン落ちがないバトスピが新セットを買わせるには過去弾を否定しながらインフレさせていかなければならないからです。
どのカードゲームでもそうですがバトスピは露骨です。
新弾を使わせるために過去弾を否定したカードを、数年後に新弾を使わせるために制限にするといういたちごっこみたいになっています。
バトスピの今後と問題点
ゲームの高速化
契約編に入りゲームの高速化が非常に進みました。
初動で動ける札が初手に確定していれば後はキルパーツを持ってくればいいだけですからね。
<相棒竜グロウ>を契約として選べばあとは<赤の世界 / 赤き神龍皇>と<エンシェントドラゴン・フェブラーニ>を持ってくればそれだけでゲームエンドです。
これは契約編のシステム上仕方のないことだと思っています。
公式も問題視しているので今後のカードプールでどのように変化していくのでしょうか。
MTGの相棒
次のシリーズも契約カードがメインとなった効果が展開されていきますがその次のギミックを刷るとなったときに契約カード以上のギミックを刷れるか疑問に思っています。
一例としてマジック:ザ・ギャザリングの相棒について触れてきます。
相棒は『イコリア:巨獣の棲処』セットで登場したギミックです。
ゴジラコラボで話題になったので知っている人もいるかもしれませんね。
マジック:ザ・ギャザリングでの相棒カードは今後刷ることは極めて少ないと位置づけています。
- MTGでの相棒
- ・相棒の指定された条件でデッキを構築する必要がある
(デッキの枚数を20枚多くする、マナコストが全て奇数等)
・メインで3コスト支払うことでゲーム外部から手札に加える
またメカニズムが今後再登場する可能性をストーム値と名付けています。
- ストーム値とは
- ・スタンダードフォーマットにおいて再登場する可能性が低いストームという効果にちなんで名付けられた。
・1~10で評価され1は今後頻繁に出てくるのに対し10は限りなく低い
そしてこの相棒のメカニズムはストーム値いくつでしょうか。
相棒はストーム値:9です。
人気がなく、デザイン空間も狭く、バランス取りが難しい故に10を付けるべきかもしれないとまで言われています。
詳細を知りたい方は下記のURLからどうぞ。
契約以降のギミック刷りにくくない?
MTGの相棒とは違ってくる点はありますが、この契約のシステムは今後のカードにかなり影響してくるのではと思っています。
MTGはフォーマットも多くスタン落ちもありますがバトスピはありません。
スタン落ちはなく、構築フォーマットはオンラインの部屋分けぐらいです。
インフレにインフレを重ねてきたので契約以上のギミック刷れるのかなーと思っています。
スタン落ちのメリットデメリットはありますが何かしらのテコ入れが必要なんじゃないかと。
そんな感じで思っております。
感想
いろいろ考え述べてきましたが
- 禁止/制限は概ね納得
- 再録して禁止はさすがに見通し悪すぎない?
- 契約編の次が心配
という感想でした。
何はともあれ新シリーズも楽しみです。
それで今回はこの辺で。
ありがとうございました。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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